●バレーボールでスパイクをブロックしたら上からボールが来て中指の先に思い切り当たって突き指をした。
●サーブカットの練習時に親指を突き指した。
●高く上がったボールやサーブをオーバーで取るときに突き指をした。
とバレーボールには突き指がつきものですが、我慢して練習をして治療していなかったり、大丈夫だろうとそのまま放置したりしては危険です。
突き指は放置しても痛み・腫れが引いて良くなる方もいますが、動きがおかしい、病院に行って治療したのに痛みが取れない、途中までしか曲がらない、何をしても良くならないというお悩みの方もかなりいます。
今回は突き指をした時の正しい対処法となぜ痛みが長引くのか・治らないのかについてお伝えしていきます。
突き指とは
球技に多いですがバレーボールではブロック時にタイミングがずれて指に力が入っていない時やレシーブで指を伸ばして受けてしまった時、オーバーパス時に多く起こります。
軽い捻挫ですむものが多いですが、酷い場合は靭帯損傷、剥離骨折、槌指(マレットフィンガー)と重度な突き指もあり注意が必要です。
突き指をしたときはどうするの?
突き指は関節の捻挫なので悪化を防ぐために適切な応急処置をする必要があります。
まずは応急処置の「RICE」をしましょう。
RICEとはRest(安静)、Ice(アイス)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字をとっています。
●Rest 安静
突き指をしたら動かさずに安静にします。引っ張っても悪化しますので安静を保つようにします。
●Ice アイス
腫れ、痛みを軽減するために患部を流水や氷嚢などで冷やします。冷やしすぎに注意しましょう。
●Compression 圧迫
患部を適度に圧迫し腫れや痛みを和らげます
●Elevation 挙上
患部を心臓より高くし内出血を防ぎます。
その後は、可能であればテーピングなどで隣の指と一緒に固定します。
例)中指を突き指した場合には、中指と薬指を2本まとめてテープで固定します。
応急処置をしたら骨折などの疑いもあるのでなるべく早くに病院を受診しましょう。
自分では大丈夫だと思っていても翌日には腫れが酷くなり病院を受診して骨折が判明したという事もありますので注意が必要です。
一般的な治療法
突き指の治療法として応急処置後では骨の状態を確認するためにレントゲンなどの画像検査や鎮痛剤や湿布を処方します。靭帯損傷や骨折、脱臼が認められれば関節が不安定な状態がおさまるまではしっかりと固定をし、酷い場合は手術も行います。
治療期間は捻挫で2〜3週、靱帯損傷で2〜3ヵ月、骨折で2〜3ヵ月、脱臼で1〜2ヵ月の治療期間が必要と言われています。
その後は患部を温める温熱療法、電気治療、マッサージなどのリハビリを行います。
なぜ良くならないのか
突き指の痛みが長引く場合、その痛みの原因は指にはありません。
なぜなら突き指は指を強く突いているため、その衝撃が痛めた指だけでなく手首、前腕、肘にまで達します。突き方によっては肩まで衝撃が届きます。ですので、指以外の場所が損傷し痛みの原因になっているのです。
例えば、ブロック時に指を過伸展してしまった場合は、相手のスパイクに負けてしまっているので指だけでなく肩関節まで負荷がかかりますので肩関節や周りの筋肉にまで影響を及ぼします。
この場合は肩周りに痛みの原因がありますので、指ばかり治療していても突き指は良くならないのです。
さらにこの状態が続いてしまうと肩に負担がかかり肩自体の不調に繋がりますし、肩をかばって別の部位に負担がかかるといった負の連鎖に繋がります。
24整体院での施術
24整体院ではいつまでたっても治らない突き指の痛みをいち早く良くすることができます。いつまでも治らない突き指の痛みは指の他に手首、腕、肘、肩と痛めていることがほとんどです。痛めている指だけ施術をしても痛みが再発しますし、痛みが続きます。
痛みのある部位に原因は無いのです。
24整体院では突き指によって痛めた部位はもちろん、その衝撃によって痛めた部位、仕事や日常生活による疲労や不調も見つけ出し施術をする事で、いつまでたっても治らない突き指の痛みをいち早く良くしていくことができるのです。
最後に
突き指の痛みを放置しているといつまでも良くなりませんし指が曲がりにくくなります。サーブやスパイク時に強くボールを打つと指が痛み、レシーブ時に指が伸びてしまいます。指が気になってプレーに集中できませんよね。
長引く痛みは適切な施術で早く良くすることができます。
突き指の痛みが取れない、なかなく良くならないという方はお気軽にご相談ください。