喉のつっかかり・呑み込みにくい・違和感が起こった原因は?

喉のつっかかり・呑み込みにくい・違和感が起こった原因は?

のどがつかえたような感じがして、耳鼻科に行って異常がなかったり、のどに違和感があって、病院に行ったら胃酸の逆流のせいと言われ、お薬を飲んだが効かなかった。

 確かに、のどのつかえや違和感などの症状を引き起こす原因の一つに、逆流性食道炎喉咽頭酸逆流症という病気があります。

唾や、食べ物が呑み込みにくいというのは、私生活の中で大きなストレスになります。

ここでは、内科に行っても治療効果が得られずに、どうすればいいか悩まれている方の助けになればと思います。

逆流性食道炎・咽喉頭酸逆流症とは?

逆流性食道炎とは、胃と食道の間にある「下部食道括約筋」という筋肉(横隔膜の部分)が緩むなどの原因で、胃酸が食道へ逆流しやすくなることで、胸焼け、呑酸(喉や口に酸っぱいものが込み上げる)、頻繁なげっぷ、咳、胃痛、喉の違和感などの症状が現れる病気です。

日本人は逆流性食道炎になりにくいと言われていて、欧米人に多い病気とされていましたが、近年、食生活の変化にともない、国内でも逆流性食道炎の患者様の数が増えつつあります。

喉咽頭酸逆流症は、食道の上部(のどぼとけ)の部分まで胃酸が上がって食道粘膜の

が起こっている症状、症状や治療法、原因は逆流性食道炎と一緒です。

のどの違和感・つかえ感の原因は?

のどの違和感・つかえ感は、先ほど説明した胃酸の逆流によるもの(逆流性食道炎・咽喉頭酸逆流症)以外にも、

・食道やのどの粘膜の知覚過敏(咽喉頭異常感症)

・アレルギーによる食道の炎症:好酸球性食道炎

・咽頭がんや食道がんなどの腫瘍性病変

・甲状腺疾患やリンパ節病変などの前頸部の疾患

・喉頭周辺の筋肉や横隔膜が異常(硬化など)をきたし嚥下機能(飲食物を呑み込む行為)に異変をきたす

などの症状でも起こります。

症状があるにも関わらず医療機関で異常なしと言われた方や、逆流性食道炎かもと言われてお薬飲んだけど治らない、といった方の中には、胃酸の逆流ではなく、粘膜の知覚過敏やアレルギーや甲状腺などの病気や首周りの筋肉の異常、横隔膜が原因であることも考えられます。

一般的な治療は?

まずは、胃カメラなどの内科的検査をされます。そうすることで、食道や食道から胃へ変わる箇所に炎症があれば、逆流性食道炎などの症状が発見しやすいからです。

ガンなどの腫瘍が見つかった場合は、その治療を行います。

胃酸の逆流に関連しておこる逆流性食道炎の場合は、基本的には咽喉頭酸逆流症同様の治療になります。

また、のどの粘膜の知覚過敏と考えられる場合は、知覚過敏を抑えるような漢方薬などを用いて治療を行っていきます。

胃酸増加を抑えるために食生活の改善を指導されることもあります。あと、食後すぐに側臥位(横向きに寝る)になると、胃酸が食道へ逆流しやすくなるのです。

整体、整骨院などのでは、嚥下機能が正常に使えているかを確認されます。その上で、頸椎の歪み、食道回り(首周り)の筋肉に硬結がないか、動きに異常がないかを確認したうえで、硬結部位の治療を行うと思います。

当店での施術方法は?

当店では、喉のつまり、違和感に対しての対策として、喉の周辺(首)の硬結や歪みだけではなく体の全身を当店独自の検査・施術方法で行います。

その理由は、硬結や歪みの出ている首が根本的な原因ではなく、横隔膜の動きを妨げている原因や嚥下の動作を低下させて原因を追究しない事には改善しないと考えているからです。

精神的ストレスが原因で自律神経が乱れから発症したのか、食生活の乱れによって胃酸が増加し、食道の炎症から周辺のインナーマッスルを緊張状態になることで改善がみられないなどの可能性があります。

そのため、肋骨の動きが悪くなり、横隔膜が硬くなり下部食道括約筋が正常に機能していない事も考えられます。当店では、症状がでている箇所だけでなく体全身の施術を行い、喉のつまり、違和感がより早く戻りやすく改善するように考えて施術に努めています。

 

最後に

喉のつまりや違和感から、いくつもの医療機関を回っても異常が認められなくても、症状の原因は必ず見つかります。元々、異変がなかったのに急に原因不明の症状は出現しません。

医療機関から、症状が認められなかったからと言って諦めるのではなく、その他にも体には何らかの異変がサインとして出ているはずなので、内科を回るだけでなく、体全身をしっかり診てもらえる治療院を探されてはいかがでしょうか?