腱鞘炎とは?手や指の痛みで悩んでいる方へ

腱鞘炎とは?手や指の痛みで悩んでいる方へ

今回は「腱鞘炎」についてお話して行きたいと思います。

・長年指の痛みや引っかかりに悩んでいる

・時々手や指に痛みや違和感がある

・パソコン作業で手をよく使うけど最近手が痛いのはそのせいかも?

・病院では手を使わないようにと言われたけど仕事や家事の都合上できない…

という方はぜひこのブログを最後まで読んでみて下さい。

腱鞘炎とは?

腱鞘炎とは、指を使う時に大事な役割を担う腱鞘に炎症が起こり、指や手首を動かした時に痛みや引っかかりを生じる疾患です。

手や指には骨と筋肉をつなげる役割である腱という組織があり、それによって指を曲げたり伸ばしたりすることができます。この腱が動いた際に骨から離れないようにするためにあるのが腱鞘です。

腱鞘はトンネルのようになっており、動いた時に腱は腱鞘の中を通ります。動かした際にこの腱や腱鞘になんらかの原因で炎症が起こっていると痛みを生じてしまうのです。指には多くの腱や腱鞘が存在します。

ここでは特に起こりやすい2つの腱鞘炎についてお話して行きます。

腱鞘炎の種類

ばね指
指を動かした時に痛み、曲げ伸ばしがしづらく、カクンとばねのような引っかかりが起こる狭窄性の腱鞘炎です。使い過ぎによって腱が肥厚し、動かした時に腱鞘に引っかかり弾発現象が起こります。

腫れや熱感が出ることもあり、朝に症状が強く出ることが多いです。

悪化すると動かなくなってしまうこともあります。

ド・ケルバン病
手首の親指側に起こる腱鞘炎です。

手首と親指をつなぐ長母指外転筋腱、短拇指伸筋腱と腱鞘で炎症が起きている状態です。
動かすと痛みが出たり、腫れたり、悪化すると動かせない場合もあります。

女性起こりやすく、主に20代~40代の女性に多く起こります。

原因

原因は大きく分けて2つ。

使いすぎ

ホルモンバランスの異常

まずは使いすぎから見ていきましょう。

使いすぎ

腱鞘炎は使い過ぎによって関節に負荷がかかることが原因として大きく考えられます。
例えば、

・長時間親指を使って長時間スマホを使う
・パソコンのマウスやキーボードの反復動作
・スポーツでボールやラケットを握る人
・指を多く使う楽器を演奏する人

など、手を酷使する人に頻発します。

通常であれば動かしても腱と腱鞘はこすれることは少なく、痛みもありません。

しかし、手を酷使すると腱には徐々に負担がかかり、腱鞘との摩擦が多くなり結果、炎症が起こってしまいます。

そうすると腫れたり熱感が出たりして動かした時に痛みや違和感が出てしまうのです。

「ホルモンバランス」

もうひとつは、ホルモンバランスによるものです。

女性の場合は更年期、妊娠、出産の影響で女性ホルモンのバランスが影響するとも言われています。

妊娠・出産期にはプロゲステロンというホルモンが多く分泌されます。このホルモンは腱鞘を収縮させる働きがあるため、腱の動きを悪くする要因と言われています。

また、更年期になるとエストロゲンというホルモンが減少します。このホルモンは腱や関節を柔軟にする働きがあるため、減少することで腱や腱鞘に炎症が起こりやすくなってしまいます。

一般的な治療法

整形外科など病院での治療では主にテーピング、薬物療法、手術になります。

・テーピング
腱鞘炎はまず安静にすることが重要になるので、テーピング、場合によってギプスなどで動きの制限や固定を行います。
また初期の場合は患部を冷却することもあります。

・薬物療法
湿布のような貼り薬や痛み止めなどの飲み薬があります。症状が強いものに対してはステロイド薬を注射します。炎症が起きている部分にステロイド薬を打ち、炎症を抑えます。痛みが強い場合に効果的な治療法です。

2,3週間で改善されることが多く、治療は長期にわたって続きます。ただアレルギーや糖尿病の方は使用できないので注意が必要です。

また、注射もやりすぎると腱が切れてしまう可能性があります。強い薬のため、効果はありますが副作用にも気をつけなければいけません。

・手術
テーピングや注射でも治らない場合は手術が必要となります。

腱鞘を切って腱を開放させる手術を行います。10~30分ほどで終わります。

24整体院での施術方法

24整体院ではまず独自の検査や施術によって身体全体のバランスを見ます。腱鞘炎になる原因は使い過ぎによるものが多くなりますが、手を酷使する人全員が腱鞘炎になっているわけではありません。それは身体の歪みやバランスが崩れていることにより、手や指に負担がかかっているためです。

例えばパソコン作業をするときに、マウスやキーボードが離れた所にある場合、常に腕を伸ばして使わなければいけません。手や腕を伸ばした状態で使うと肩や腕に余計な負担がかかり筋肉が硬くなってしまいます。そうなるとそれをかばって手や指への負担も最終的に増えてしまうのです。

また、ホルモンバランスに関しても同じことが言えます。ホルモンは主に脳から分泌されますが、脳を支えている頭蓋骨や首が歪んでいるとホルモンの流れも悪くなってしまいます。そうするとホルモンが正常に働かなくなるので、腱や関節に影響が出てしまいます。

このように身体の歪みやバランスによって患部に負担がかかりやすい状態になっていることが原因のため、手だけ見るのではなく身体全体を見る必要があります。

歪みはずっと前からあるのかもしれませんし、手を酷使して使っているうちに徐々に崩れてきたのかもしれません。原因を見つけた上で身体全体のバランスを整える事が重要になります。

腱鞘炎は安静にするのが一番と言われますが、日常生活でなかなかそうはいかないのが現状ですし、仮にそれで改善してもまた日常生活で酷使して過ごすうちに元に戻ってしまう可能性が高いため一時的な対処になってしまいます。

そうならないために手だけでなく全身を整えて、しっかり根本から良くして行きましょう。

最後に

腱鞘炎で悩んでいる方の中には、まずどこへ行けばいいか分からないという方が多くいらっしゃいます。また、すでに色々試してみたが改善しない…といった方もいらっしゃるかと思います。

24整体院はそういった方のお悩みを根本から良くしていけるように、何が問題になっているのか独自の検査方法でしっかり原因を見つけ、施術はもちろん日常生活で問題となっている姿勢や身体の使い方の指導もさせていただきます。

腱鞘炎はひどくなってしまうと日常生活に大きく影響が出てしまう疾患です。そうなる前になんとかしたいという方は当院にぜひ一度ご相談ください。

お悩みが解決できるよう、全力でお身体サポートさせていただきます。