今日はテニス肘についてお話しします。
・久しぶりにラケット握ったら肘が痛い
・友達とボーリングに行ったら肘に違和感がある
・週末釣りに行ったら肘が痛みだした
・テニスやったわけではないのに肘がズキズキする
そんな肘の痛みや違和感でお困りの方へ、肘を気にせずに日常生活を送れるように今日はテニス肘についてお話しします。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
テニス肘って何?
中年期以降のテニス愛好家に多く見られる為、テニス肘と呼ばれていますが、必ずしもテニスをやっている人だけがなるわけではありません。
テニス肘とは俗称で、正式には「上腕骨外側顆上炎」と呼ばれます。肘の外側の凹っとした骨やその周辺に炎症が起きている状態をさします。
一般的なテニス肘は肘の外側に痛みが出ることが多いですが、肘の内側に痛みがでる場合のあります。
その場合は「上腕骨内側上顆炎」と呼ばれます。
テニス肘の原因
テニス肘になってしまう原因はなんでしょう。
ここでは一般的な肘の外側の痛みについてお話ししますね。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は上腕骨の外側上顆というところに痛みが出ます。外側上顆は手首を甲側に反らせる筋肉の付着部です。
手首を反らせる筋肉は何種類かありますが、特に負担がかかりやすいと言われているのが付着部がとても薄い、「短橈側手根伸筋」という筋肉です。
テニス肘の多くはこの筋肉に負担がかかっていると考えられています。
では具体的にはどんな動きや生活で起こるのでしょうか。
①スポーツでの過度な負担
テニスは勿論、卓球やバドミントンの競技でもテニス肘は起こります。また球を投げるときに手首が反る野球でも多く見られます。
②デスクワークやスマートフォン
デスクワークで長時間マウスやキーボードを使用していると自然と手首が反る体制になること多いですよね。
その時はなんでもなくても気が付かないうちに負担がたまってテニス肘に繋がる可能性があります。スマートフォンの使い過ぎでも起こりえます。
③加齢
年齢を重ねることで筋肉の柔軟性が減り、筋肉の伸び縮みがうまく機能しなくなってきます。
そうすることで肘への負担が大きくなります。その結果今までと同じ生活をしていてもテニス肘になることもあります。
④重いものを持つ
日常的に重いものを持つことが多い方や、お休みの日に久しぶりに釣りやボーリング、キャンプなどをして発症する方もいらっしゃいます。
テニス肘の一般的な治療
テニス肘への治療法は保存療法と手術の2つがあります。
ほとんどのテニス肘は手術をせずに保存療法で良いといわれています。しかし、長い間痛みが出ていたり、負担が大きい場合、早期に直したい場合は手術が必要になってきます。
保存療法では、以下のようなことが行われます。
①ストレッチ
②日常生活の指導や手を使うことを控える
③肘バンドやテーピング
④超音波療法や高周波温熱療法など
⑤湿布
⑥ステロイド注射や鎮痛剤の服用
手術には除痛を目的とした体外衝撃波療法や血小板を用いた再生医療であるPRP療法などがあります。
体操の内村航平選手や野球の大谷翔平選手、田中将大選手などスポーツ選手が受けたことで有名ですね。
24鍼灸整体院でのアプローチ法
24鍼灸整体院ではテニス肘だからと言って肘だけを見るわけではありません。
先ほどお話ししたようにテニス肘の直接の原因は手首の使い過ぎと言われています。しかし、同じようにテニスやボーリングを一緒にやってもテニス肘になる方とならない方がいますよね。
それは肘だけでなく身体全体の使い方のバランスやゆがみが異なるためです。
関節には動きを作り出すものと安定を担うものがあります。肘はそのうち安定を担う関節です。
肩や手首はぐるぐる回したり、いろんな方向に曲げることができますよね?一方で肘は1方向にしか曲がりません(細かく言えば少し動きますが)。
例えば、肩の動きが悪くなると安定の関節である肘が代償して動かなくてはなりません。本来安定させる関節であるはずの肘が過剰に動くことになって負担がかかります。
このように肘や手首だけでなく、肩の動きがある為にテニス肘になっている場合もあります。
また、体幹がうまく使えていないままゴルフを続けていると、いわいる「手打ち」になってしまい、腕に負担がかかりテニス肘になってしまいます。
ですので、24鍼灸整体院ではテニス肘だからと言って肘だけでなく全身へアプローチしていきます。本当の原因を見つけることで今ある痛みや違和感から解放され、再発防止にも繋がっていきます。
最後に
テニス肘でお悩みの多くの方が、どこに行っていいかわからない、どこに行っても痛みが良くならないという思いを抱えていらっしゃいます。
テニス肘はほおっておくと痛みが長期化してしまう疾患です。
そうなる前にぜひ一度24鍼灸整体院へご相談くださいね。